ユニットバスは、毎日使う大切な空間です。
しかし、長年使用していると、汚れや劣化が目立つようになり、交換を検討する時期が来るかもしれません。
いつ交換すれば良いのか、費用はどれくらいかかるのか、不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
今回は、ユニットバスの寿命や交換時期の判断基準、寿命を延ばすためのメンテナンス方法、リフォーム費用などについて、分かりやすくご紹介します。
ユニットバス寿命 何年が目安?交換時期の判断基準
*ユニットバスの平均寿命は?
ユニットバスの平均寿命は、使用頻度や環境によって異なりますが、一般的には10~15年程度と言われています。
しかし、15年を過ぎても問題なく使用できる場合は、無理に交換する必要はありません。
こまめなメンテナンスを続けることで、20年以上使用できる可能性もあります。
法定耐用年数は建物の寿命とは異なるため、目安として捉えましょう。
*メーカー推奨のメンテナンススケジュール
メーカーによっては、5年ごと、あるいは10年ごとの定期点検を推奨している場合があります。
点検内容は、コーキングの劣化状況、排水口の詰まり、水栓金具の動作確認などです。
定期的な点検によって、小さな不具合の早期発見・早期対応が可能になり、寿命を延ばすことに繋がります。
*交換を検討すべきサイン7つ
・掃除をしてもカビが発生する:カビの発生は、ヒビ割れや腐食から水が浸入している可能性を示唆します。
換気不足も原因の一つです。
・サビが浮いている:壁のつなぎ目や水栓金具などにサビが見られる場合は、ユニットバス全体の劣化が進行しているサインです。
水漏れにつながる可能性もあります。
・悪臭や異臭がする:下水のような臭いは、排水トラップの破損が原因の可能性があります。
・排水口の流れが悪い:髪の毛や石鹸カスなどの詰まり、排水トラップの劣化が考えられます。
・温度調節ができない:サーモスタット混合栓の故障が考えられます。
水栓のみの交換も可能ですが、ユニットバス全体の交換も検討しましょう。
・換気扇の動きが悪い:換気扇の故障はカビの発生リスクを高めるだけでなく、火災リスクも伴います。
・浴槽や洗い場にヒビ割れがある:ヒビ割れは、水の浸入によるカビやサビの発生原因となります。
*ユニットバス寿命を延ばすための適切なメンテナンス
適切なメンテナンスを行うことで、ユニットバスの寿命を延ばすことができます。
ユニットバス寿命を延ばすための具体的な方法と費用
*日常的な清掃方法と注意点
毎日のお手入れは、汚れの蓄積を防ぎ、カビの発生を抑えるために重要です。
浴槽や洗い場、壁、天井などをこまめに清掃し、洗剤成分や石鹸カスはしっかりと洗い流しましょう。
*定期的なコーキング・パッキン交換
コーキングやパッキンは、経年劣化により傷みやすいため、10年を目安に交換することをおすすめします。
劣化すると、そこから水が浸入し、カビやサビの発生原因となるため、早めの交換が重要です。
*排水口の清掃とトラブルシューティング
排水口は、髪の毛や石鹸カスなどが詰まりやすい場所です。
定期的に清掃し、詰まりを予防しましょう。
詰まりが酷い場合は、専門業者に依頼しましょう。
*換気方法と重要性
浴室は湿気がこもりやすい場所です。
入浴後は換気扇を十分に回し、窓があれば開けて換気をしましょう。
換気不足はカビの発生を招くため、特に重要です。
*ユニットバスリフォームにかかる費用相場
ユニットバスリフォームの費用は、サイズ、グレード、工事内容によって大きく異なりますが、50万円~130万円程度が相場です。
高機能なユニットバスや特殊な工事が必要な場合は、費用が高くなる可能性があります。
まとめ
ユニットバスの寿命は、一般的に10~15年程度ですが、適切なメンテナンスを行うことで寿命を延ばすことが可能です。
カビの発生、サビ、悪臭、排水不良など、交換を検討すべきサインに気づいたら、早めの点検・修理、またはリフォームを検討しましょう。
リフォーム費用は、50万円~130万円程度が相場ですが、使用するユニットバスの種類や工事内容によって変動します。
定期的な清掃やメンテナンス、そして適切な換気によって、快適なバスルームを長く保ちましょう。