キッチンの作業スペースに物があふれ、探し物をする時間が増えていませんか。
限られた空間を有効活用し、調理の効率を上げたいと願う声は少なくありません。
特に、デッドスペースになりがちな壁面の上部空間を有効活用できる後付けの吊り戸棚は、収納不足の解消策として注目されています。
しかし、実際に設置するとなると、どれほどの収納力が得られるのか、どのようなリスクがあるのか、そして自分でも設置できるのかといった具体的な疑問が湧いてくることでしょう。
今回は、後付け吊り戸棚のメリットと注意点、そして具体的な設置方法について詳しく解説します。
キッチン吊り戸棚の後付けで収納力は上がる?設置リスクは?
収納力は大幅に向上する
後付けのキッチン吊り戸棚を設置することで、キッチンの収納力は飛躍的に向上します。
これまで調理台の上に置かれていた調味料、頻繁に使う食器類、さらには食品ストックなどを、手の届きやすい上部の空間に効率的に整理して収納することが可能になります。
これにより、調理スペースが格段に広がり、作業中に物が散らかるストレスから解放され、より快適でスムーズな調理環境を実現できるでしょう。
例えば、よく使うフライパンや鍋も、定位置を決めて吊り戸棚に収納すれば、調理中の取り出しもスムーズになり、キッチン全体の動線が改善されます。
設置場所や壁の強度に注意が必要
キッチン吊り戸棚の後付けにあたっては、設置場所の選定と壁の強度に関する注意点がいくつか存在します。
まず、コンロの真上や熱源に近い場所への設置は、吊り戸棚の素材を傷めたり、火災のリスクを高めたりする可能性があるため避けるべきです。
また、吊り戸棚には収納物による一定の重量がかかるため、壁の構造が重要になります。
石膏ボードだけの壁では十分な強度が得られず、落下のリスクがあるため、必ず壁裏の下地材(柱など)にしっかりと固定する必要があります。
設置場所の選定や、壁の強度、下地の状況を事前に確認せず安易に設置を進めると、予期せぬ事故につながる恐れがあるため、専門家への相談も検討すると良いでしょう。

キッチン吊り戸棚の後付け方法
DIY可能な簡易取り付けタイプがある
近年、DIYで後付けできるキッチン吊り戸棚の種類が豊富になっています。
ホームセンターやオンラインストアでは、専門業者に依頼するよりも手軽かつ低コストで導入できる製品が多数販売されています。
例えば、既存の棚板に後から追加できるタイプの製品や、壁に直接ビスで固定するだけで設置できる簡易的なボックス型の吊り戸棚などが挙げられます。
これらの製品は、比較的軽量で、複雑な工程を必要としないものが多いため、DIYに慣れていない方でも挑戦しやすいのが特徴です。
デザインも多様化しており、キッチンの雰囲気に合わせて選ぶことができます。
取り付け手順と必要な道具を確認する
DIYでキッチン吊り戸棚を取り付ける際には、事前の準備と正確な手順の確認が不可欠です。
まず、最も重要なのは設置場所の壁裏にある下地材の位置を正確に把握することです。
下地探しセンサーを使用するか、壁に小さな穴を開けて木材の有無を確認します。
下地が確認できたら、設置したい位置に水平器を用いて印をつけ、電動ドリルやドライバーを使って壁に下穴を開けます。
その後、製品に付属しているビスや、壁の材質に合った適切な固定具を用いて、吊り戸棚本体を壁にしっかりと固定します。
この作業には、メジャー、水平器、電動ドリル、ドライバー、そして安全確保のためのゴーグルなどが最低限必要となります。

まとめ
キッチン吊り戸棚の後付けは、収納スペースを大幅に増やし、キッチンの整理整頓と作業効率の向上に大きく貢献する有効な手段です。
しかし、設置場所の選定や壁の強度など、安全に関わる注意点を十分に理解しておくことが不可欠であり、特に壁の下地処理は慎重に行う必要があります。
DIYで設置できる簡易タイプも登場しており、適切な準備と道具があれば、比較的容易に収納力をアップさせることが可能です。
ご自身のキッチンの状況をよく確認し、安全に配慮しながら、後付け吊り戸棚の導入を検討してみてはいかがでしょうか。