波板を取り付けるには何から始めるべき? 素材の選び方から取り付け方法までをご紹介!
2024.06.24
波板は、DIYで家の修繕やアレンジをする際に、コストを抑えながら機能性とデザイン性を両立できる人気の素材です。 しかし、種類が多く、選び方や取り付け方が分からず、なかなか手を出しにくいという方がいるのも事実です。 そこで、今回の記事では、波板の種類別の特徴や選び方、実際の取り付け方についてを簡単にご紹介します。
□波板の種類と選び方
波板には、耐久性・耐候性・価格など、さまざまな特徴を持つ素材があります。 そのため、用途や環境に最適な波板を選ぶことが大切です。 1:ポリカーボネート製 ポリカーボネートは、耐衝撃性と透明性に優れた素材です。 メリットとしては、紫外線カット率がほぼ100%であり、バルコニーやテラスの屋根など、紫外線の影響を受けやすい場所におすすめです。 また、軽量で加工しやすい特徴も持ち合わせているため、DIY初心者の方でも扱いやすい素材です。 2:ガルバニウム製 ガルバニウムは、鋼板に亜鉛とアルミ・シリコンをコーティングした素材です。 耐食性・耐熱性・強度が高く、耐久年数が長いのが特徴です。 倉庫や工場の屋根など、強度が求められる場所や、長期間使用したい場所に適しています。 3:塩化ビニル樹脂製 塩化ビニル樹脂は、安価で扱いやすい素材である半面、耐久性が低く、劣化しやすい面でデメリットがあります。 駐輪場の天井をはじめとする、比較的範囲が小さく、短期間で交換できる場所におすすめです。 4:ガラスネット製 ガラスネット製は、塩化ビニル樹脂にガラス繊維を混ぜることで、強度を高めた素材です。 塩化ビニル樹脂製よりも強度がありますが、硬い材質のため、扱いには注意が必要です。
□波板の取り付け方
波板を取り付ける時には、手順をしっかりと守ることが大切です。 安全に作業を進めるために、事前にしっかりと準備を行い、注意点を確認しておきましょう。 1:サイズに合わせてカットする 波板の取り付け作業では、波板を張りたい場所に合うサイズにカットすることからはじめます。 ポリカーボネート製は、ハサミやカッターで、ガルバニウム製は、電動ノコギリでカットできます。 ホームセンターでは、カットサービスを行っているところもあるため、自信がない場合は利用してみるのも良いですね。 2:位置に合わせる カットした波板を、張りたい場所に合わせます。 屋根に設置する場合は、強風によるめくれを防ぐため、風下から設置しましょう。 また、軒先を作る必要があり、軒先の長さは、雪が降らない地域は10cm以下、積雪が多い地域は5cm以下にするのが一般的です。 2枚の波板を重ね合わせる場合は、2.5山以上の重ね代を取ってください。 3:留め具の位置に穴をあける 波板を留め具で固定するため、穴をあけます。 穴は必ず山の部分に、留め具の間隔は5山おきくらいを目安に、穴のサイズは留め具の直径より1~2mm大きくあけましょう。 4:留め具で固定する 穴をあけたら、留め具で波板を固定します。 留め具は、波板をしっかりと固定できるよう、最後までしっかりと締めましょう。
□まとめ
この記事では、波板の種類別の特徴と選び方、そして実際の取り付け方を解説しました。 波板は、素材に何を選ぶかによって、耐久性・耐候性・価格が異なります。 用途や環境に合わせて適切な波板を選び、取り付け方に沿って作業を行うことで、DIYで安全に、そして美しく波板を取り付けられます。 今回の記事が、波板のDIYに挑戦する方の参考になれば幸いです。