2階のお風呂のデメリット|後悔しないための注意点と向いているケースを解説
2024.07.22
2階のお風呂は、生活空間を広く使えるなど、魅力的な側面がある一方で、いくつかのデメリットも存在します。 この記事では2階にお風呂を設置するデメリットと、向いているケースを解説します。
□2階のお風呂のデメリットとは?
これから家を建てる、またはリフォームをする予定があり、2階に浴室を設置しようと考えている方は、ぜひこの記事を読んでみてください。 2階のお風呂のメリットだけでなく、デメリットについても理解することで、後悔のない家づくりを実現できます。 1: 2階の部屋が狭くなる 2階に浴室や洗面所を設けると、どうしても2階のスペースが狭くなってしまいます。 特に、個室の数を確保したい場合や、各個室を広く取りたい場合は、注意が必要です。 2: パイプスペースが余分に必要となり費用がかさむ 2階に浴室を設置する場合、1階と比べて太いパイプスペースが必要になります。 そのため、間取りの自由度が制限されるだけでなく、施工費用も高額になる可能性があります。 3: 水漏れの心配がある 万が一、2階浴室から水漏れが発生した場合、浴室周りだけでなく、1階も水浸しになる可能性があります。 浴室下の天井にシミができたり、木造住宅であれば天井や壁、床などが腐敗してしまうこともあります。 4: 水圧が弱くなる 2階に浴室を設置すると、1階に比べて水圧が弱くなる可能性があります。 シャワーの水圧が低いと、シャンプーや石鹸を洗い流すのに時間がかかってしまい、快適な入浴を妨げてしまう可能性があります。 5: 1階への騒音が気になる 2階浴室の音が1階に響いてしまう可能性があります。 特に、浴室の下に寝室を配置している場合は、睡眠を妨げる可能性があります。 6: 老後の使い勝手が悪い 高齢になって階段の上り下りが困難になった場合、2階にある浴室は使いにくくなってしまいます。 将来的なことを考えて、浴室の設置場所を検討する必要があるでしょう。
□2階のお風呂が向いているケース
2階のお風呂は、必ずしもデメリットばかりではありません。 適切なプランニングを行うことで、快適な生活空間を実現できるケースもあります。 1: 2階に寝室を設けたい場合 2階に寝室を設け、ベランダやバルコニーに洗濯物を干したい場合は、2階に浴室と洗面室があると、生活動線がスムーズになります。 2: 開放感や換気を重視したい場合 お風呂に大きな窓を設置し、開放感や換気を重視したい場合も、2階の方が適しています。 1階では、窓を大きくするとプライバシーが気になる場合があります。 3: 家族構成やライフスタイルに合わせたプラン 家族構成やライフスタイルによって、2階のお風呂が向いているケースは異なります。 例えば、小さい子どもがいる家庭や、家族が多くて洗濯物の量が多い家庭では、2階に浴室があると家事の負担を軽減できます。
□まとめ
2階のお風呂には、スペースが狭くなる、費用がかかる、水漏れのリスクがあるなど、いくつかのデメリットがあります。 しかし、2階に寝室を設けたい場合や、開放感や換気を重視したい場合は、2階に浴室を設置することも検討できます。 後悔のない家づくりを実現するためには、メリットとデメリットを比較検討し、自分たちのライフスタイルに合ったプランを選ぶことが大切です。