家の傾きが気になる!自分でできる簡単なチェック方法8選
2024.11.18
「家が傾いているかも…。」。 そう思った時、不安ですよね。 もしかしたら、ちょっとした傾きなのかもしれませんし、深刻な問題に発展する可能性もあります。 大切なのは、冷静に状況を把握し、適切な対処をすることです。 この記事では、家の傾きを自分で調べる方法から、プロに依頼する方法まで、具体的なステップを解説していきます。 不安を解消し、安心して家の状態を把握できるよう、一緒に学んでいきましょう。
家の傾きを自分で調べる方法
家の傾きは、自分でも簡単に調べることができます。 特別な道具がなくても、身近なものを使ってチェックできます。 ここでは、誰でも試せる8つの方法を紹介します。 1: ビー玉を転がしてみる 床にビー玉を置いて、自然に転がってしまうようであれば、傾いている可能性があります。 ビー玉がなければ、ゴルフボールなどの丸いものでも代用できます。 複数箇所で試してみて、同じように転がるようなら、注意が必要です。 2: ペットボトルに水を入れ、床に置く 四角い形のペットボトルに水を入れ、床に横向きに置いてみましょう。 水が明らかに傾いていれば、家自体が傾いている可能性があります。 水平な場所に置いても水が傾くようであれば、家の傾きが疑われます。 3: 透明な容器に水を入れて、印をつける コップなどの透明な容器に水を入れ、水面の高さにマジックで印をつけます。 それを床に置き、印と水面の高さを比べてみましょう。 印よりも水面が傾いていれば、家の傾きが考えられます。 4: ドアや窓の開閉を確認する 複数のドアや窓を開閉してみて、勝手に閉まってしまったり、開いてしまったりするようであれば、傾きが原因かもしれません。 また、開閉時に引っかかりを感じたり、普段より力がいると感じたりする場合も、注意が必要です。 5: 外壁にひび割れがないか調べる 地震などの影響がないにもかかわらず、外壁などにひび割れがある場合は、家の傾きが原因の可能性があります。 外壁全体をくまなくチェックし、ひび割れを発見したら、専門家に相談しましょう。 6: 水平器や下げ振りを使う より正確に傾きを調べたい場合は、水平器や下げ振りを使用しましょう。 ホームセンターなどで簡単に手に入ります。 水平器を床や壁に置いて、気泡の位置を確認します。 気泡が中央からずれている場合は、傾いていることを示しています。 下げ振りは、糸の先に重りをつけたもので、糸が垂直に垂れ下がるようにします。 糸が壁に対して傾いているようであれば、壁が傾いている可能性があります。 7: スマホの傾斜測定アプリを使う スマホには、傾斜を測定できるアプリがあります。 無料アプリもありますので、気軽に試してみましょう。 アプリを使って、床や壁の傾斜を測定し、数値で確認することができます。 8: 柱の傾きを調べる 柱と床が垂直になっている場合、柱の傾きと床の傾きは同じになります。 糸と5円玉を使って、柱の傾きを調べることができます。 糸の長さを1メートルにし、5円玉を糸で柱に固定します。 糸と柱の間の距離を測ると、1メートルにつき何ミリ家が傾いているかがわかります。 1メートルにつき3ミリ程度の傾きでも、違和感を感じる場合があり、6ミリを超えると傾いていることに気づく人が多いと言われています。
プロに依頼して家の傾きを調べる方法
自分で調べる方法を試しても不安が残る場合や、より正確な診断が必要な場合は、プロに依頼することをおすすめします。 プロに依頼する方法は、大きく分けて2つあります。 1: ホームインスペクション ホームインスペクションとは、住宅の専門家が、建物の構造や設備などを詳しく検査するサービスです。 家の傾きだけでなく、シロアリの被害や雨漏りなど、様々な問題点を見つけることができます。 費用は、検査範囲や物件の規模によって異なりますが、一般的には数万円から数十万円程度です。 ホームインスペクションは、中古住宅を購入する際に利用されることが多いですが、新築住宅でも依頼することができます。 家の状態を客観的に評価してもらうことで、安心して住み続けられるかどうか判断することができます。 2: 専門業者への依頼 家の傾きが深刻な場合は、専門業者に依頼する必要があります。 専門業者は、傾きの原因を調査し、適切な補修工事を行います。 費用は、調査内容や補修方法によって大きく異なります。 傾きの原因が地盤沈下など、複雑な場合は、費用が高額になることがあります。 専門業者を選ぶ際は、実績や評判などをよく調べて、信頼できる業者を選びましょう。
まとめ
家の傾きは、放置すると様々な問題を引き起こす可能性があります。 まずは、自分で簡易的な方法で傾きを調べてみましょう。 不安な場合は、プロに相談し、適切な対処をすることが重要です。 早期に発見し、適切な対策を取ることで、安心して住み続けられる家を守ることができます。