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トイレの向きを変えるリフォームと聞くと、いまいち大きな効果を得られなさそうだと考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実はトイレの向き1つで使い勝手が劇的に変わることもあります。
今回は、トイレの向きを変えるリフォームはどのような場面に適しているのか、リフォームにはどのような注意点が存在するのかをご紹介します。

＊便器と壁の間の距離が狭い
トイレの向きを変える理由として最も多いのが、便器から壁までの距離が狭いことです。
スペースに十分な広さがなく、便器と壁の距離が近いと、トイレに入ってもどうしても息苦しく感じてしまいます。
また、便座に腰かけた際に膝がぶつかってしまうこともあるため、向きは変えたほうが良いと言えるでしょう。
＊トイレの中での動作が多い
元気な時はあまり感じることがなくても、年を取り体に不自由な箇所が出てくると、トイレ内での動作が億劫に感じるようになります。
できるだけ動作を少なくするために向きを変えるケースも存在します。

通常の一戸建てではなくマンションのトイレをリフォームする場合、以下のような注意点を意識する必要があります。
・排水方式
・快適に過ごせる動線
・トイレ内の電源
・トイレの床材
まず大切なのが、排水方式を確認することです。
例えば、排水管を床下に設置する床排水や、壁に取り付ける壁排水などがあります。
マンションの場合は、排管の構造上の問題で排水方式の変更ができないため、必ず事前に確認しておかなくてはなりません。
便器によって使用できる排水方式は違うため、便器を購入する前に確認する必要があります。
また、先ほどご紹介したような快適に過ごせる動線を意識することも非常に大切です。
立ち座りや手洗い、備品の使用など、トイレの中の動きは意外と大きいため、快適に過ごせるように意識してリフォームプランを考える必要があります。
同時に、トイレ内の電源も確認しておきましょう。
古いトイレの場合は電源がないケースも考えられ、その場合は別途電気工事が必要です。
また、電源があっても、対応しているワット数次第では電気工事や電力会社への連絡が必要な場合もあるため、注意しましょう。

今回は、トイレの向きを変えるリフォームがどのような場面で必要なのかや、マンションのトイレリフォームの注意点をご紹介しました。
生活の質は、トイレの向きを少し変えるだけで大幅に改善できることをお分かりいただけたかと思います。
少しでも窮屈に感じているという方は、ぜひリフォームを検討してみてください。