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中和室は個室にリフォームするべき?メリットとデメリットをご紹介します!

2023.07.29

皆さんは、中和室と呼ばれる部屋をご存じでしょうか。
後ほど詳しく解説しますが、中和室は主にマンションに設置される一風変わった和室のことを指します。
今回は、中和室とはどのようなものなのかをご紹介し、中和室のメリットとデメリットについて解説します。

□そもそも中和室とは?

中和室とは、一般的に、中廊下型のマンションによく見られる間取りで、窓のない和室のことを指します。
中廊下型マンションは、共用廊下を中心に配置し、その両側に住戸を配置する形状をとっており、屋内に廊下があるため雨でも濡れないメリットはありますが、採光や通風が難しいデメリットもあります。
この、採光や通風が取りにくい部屋が中和室です。
中和室は、襖や障子などで随時解放できるようにしなければならないと定められているため、完全な個室として仕切れません。
しかし、二室採光と呼ばれる特例があることにより、窓のない中和室でも居室として認められます。

□中和室を個室にリフォームせずに使うメリットとデメリットをご紹介!

*中和室のメリット
中和室の大きなメリットは、用途が幅広いため、どの家族構成のご家庭でも重宝される場面が多くあることです。
例えば、小さなお子さんがいるご家庭では、赤ちゃんを寝かせたり遊ばせたりする場所として使用できます。
他にも、洗濯物を畳んだりアイロンをかけたりするような家事用スペースとしても使用できます。
また、来客の際の客間として使用することもできるでしょう。
様々な使い方ができるのは便利ですよね。
*中和室のデメリット
デメリットとして挙げられるのは、そのまま個室として使うのが難しい点です。
先ほどもご紹介したように、中和室は襖や障子などが仕切りとなっているのみであるため、防音性や可視性などの面で問題が出てくることが予想されます。
寝室や子ども部屋として使用することはもちろん可能ですが、プライバシーを守れるとは言い難いです。
また、中和室には窓がないため、昼間でも部屋が暗くなってしまうことにも注意が必要です。
部屋の中を明るくする工夫をしましょう。

□まとめ

今回は、そもそも中和室とは何かという疑問にお答えした後、中和室をそのままで使用するメリットとデメリットをご紹介しました。
中和室には様々な使い道やメリットがあり、和の雰囲気ももたらしてくれることは間違いありません。
一方で、特にプライバシーの面では不安が残ることも事実であるため、使い方はよく考える必要があります。